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岐阜県 郡上八幡動物病院 院長コラム
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2007年12月15日 電話での質問
 気がつけば今年もあとわずかになってしまいました。「院長コラム」久々の更新です。そろそろ「様々な病気」も更新しないと・・・。そういえばホームページの病院内写真(入院室増築しました。実はかなり前のことです)やスタッフ写真も変えていない・・・。来年はもう少し頻繁に更新します!多分・・・。
 
 当院に限らず動物病院では、「下痢しているんだけど薬だけもらえないか?」「皮膚をかゆがるけどノミでしょうか?」といった内容のお電話をいただくことがあります。こちらとしてはちょっと困ってしまします。
 動物病院は動物を診察し治療を決定します。下痢やかゆみといっても様々な原因があります。診てみないとわかんないですし、無診察でお薬をお出しすることははできません。
 「呼吸が苦しそうだけど大丈夫ですか?」といった内容のご質問も多いのですが、お電話だけではちょっとわかりません。飼い主さんは「それなら大丈夫!」という答えを期待されているのでしょうが、診ないで「大丈夫」とは言えないですよねぇ・・・。
 動物たちの様子が気になれば、まず動物病院を受診されることをお勧めします。当たり前ですが・・・。



2007年5月24日 最近多いですよ、太ったワンちゃん
 久々の更新です。こんなはずではなかったのですが・・・。
 この季節は各種予防シーズンのため、病院には健康なワンちゃんたちが多く来院します。そんな中、最近特に気になるのが体重オーバーのワンちゃん。
 昔と違いワンちゃんの食生活も豊かになりました。それに加え、室内飼育が中心となり、慢性的な運動不足、暑さや寒さによるエネルギー消費減少などの影響でしょうか。飼い主さんからもよく相談を受けます。
 太っているワンちゃんの場合、おやつや間食の過剰摂取はかなり影響している気がします。いつもたくさんおやつをもらっているワンちゃんは、おやつを少なくする、または思い切ってやめてみると、それだけで多少体重が減る気がします。おやつを与えることについては、しつけや人とワンちゃんのコミュニケーションにとって大変大切なものと思っていますが、与えている量と回数、与えるタイミングが適切かどうかを一度検討してみましょう。当然食事の内容・量・回数も検討しなければなりません。体重が気になるワンちゃんは来院時にぜひご相談ください。僕のお腹では説得力ないかもしれませんが・・・。
 僕自身も最近本当に気になります。自分のお腹が・・・。20代前半のころは暴飲暴食しても体重増えなかったのに、最近はすぐに体重とお腹に反映されます。
 ワンちゃんのダイエットを考えつつ、自分のメタボリックについても考えて生活していこうと思っている今日この頃であります。あぁ、ビールのおいしい季節なのに・・・。

 ちなみにワンちゃんのダイエットにはご家族皆さんの協力が必要です。ワンちゃんのダイエット作戦開始!目標○s!と一大決心をするまでは良いのですが、最初に挫折するのはお父さんが多いようです・・・。男はダメですね・・・。



2007年1月14日 動物病院の診療時間について
 今更ですが、本年もよろしくお願いいたします。
 今回は診療時間についてです。動物病院はお昼から夕方まで診療を行っていない病院がほとんどだと思います。当院も午後5時までは診療受付しておりません。
 飼い主さんから「お休み中すいませんが・・・」とお電話を頂くことも多いのですが、この時間は休憩中ではなく手術や検査の時間となっております。休憩していることはほとんどありません。
 もちろん急患には可能な限り対応いたしますが、手術中ですと十分な対応が出来ない場合もございます。手術を途中でやめるわけにもいきませんので・・・。また、この時間に継続中のお薬や処方食をお出しすることは可能ですが、診察時間内に事前にお電話いただければと思います(都合によりお出しできない場合もございます)。
 お昼の時間は動物病院にとって一番緊張し気が抜けない時間帯でもあります。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。




2006年12月1日 臨時休診について
 早いもので今年も残すところ1ヵ月となりました。子供のころはあんなに長かった1年が、今ではとてつもないスピードで過ぎていくような気がします。なぜなんでしょう・・・。
 さて、秋から春にかけ獣医界は学会シーズンです。各種学会・講習会が毎週どこかで開催されています。僕もいろいろ参加します。その際、皆様には大変御迷惑をおかけしますが、どうしても病院をお休みにしなければなりません。
 獣医療は日々進歩しています。常に知識と技術を得ることをを怠ってはいけないと思っています。最新情報を動物たちに還元できるようしっかり勉強しますので、何卒ご了承下さい。



2006年9月17日 野生動物
 ついつい更新をサボってしまいます。
 今回は野生動物について書いてみようと思います。当院は野鳥から哺乳動物まで様々な野生動物が来院いたします。野生動物たちの来院は、郡上の自然の豊かさを実感する時でもあります
 当たり前ですが野生動物は飼育されている動物たちとは全く異なります。まず診療に対して例外なく非協力的です。お家のワンちゃん、ネコちゃんなら、「さわってください」というフレンドリーな子もいますし、ちょっと怖がりな子でも、飼い主さんや看護士さんが「いい子、いい子」するとおとなしくさわらせてくれる子もいます。野生動物はそうはいきません。人間に触られることは死の危険を感じるわけです。大暴れするケースもありますし、恐怖のあまり状態が悪化するケースもあります。本当に難しい・・・。
 野生では病気や怪我で衰弱すれば死を意味します。他の生物の重要な食物源になるわけです。ですから弱った姿を見せません。相当悪くても気を張って攻撃します。病気を把握するのにも一苦労です。
 いざ治療を開始しても、なかなか処置をさせてくれない、食べてくれない、姿を見せてくれない、などなどいつも悪戦苦闘しながら治療しています。元気になってくれればよいのですが、前日まで食事も食べて元気そうに見える動物が、翌朝冷たくなっているということも野生動物では経験します。やはり人間と接触することがかなりストレスなのだろうと思います。良くなったら出来る限り早期に野に帰してあげるべきですね。
 もちろん、野生動物を捕まえて飼ってはいけません。動物にとって大変不幸です。




2006年7月5日 清潔好き
 日本人は「抗菌」「殺菌」「滅菌」といった言葉が大好きなようです。様々な商品に「抗菌」と書かれています。抗菌の必要があるの?と思う物も見事に抗菌仕様となっています。この「抗菌」にはいったいどれほどの意味があるのでしょう。
 人や動物は細菌がいなければ生きていけません。腸内細菌のおかげで消化吸収が可能ですし、皮膚にも細菌が無数にいて病原体の侵入を防いでいます。食生活を考えても人は発酵食品が大好きです。人や動物の健康は細菌との共存無くしては成り立たないと思います。
 汚い生活をすれば良いという訳ではありませんが、なんだか清潔の意識が間違っているような気がしてなりません。「抗菌グッズ」で人と共存している細菌までいじめてはいけない気がします。抗菌仕様のおもちゃで遊ぶ子供より、泥んこになって遊んでいる子供の方がずっと健康的だと思います。



2006年6月30日 久しぶりの更新
こんにちは。院長の森です。久しぶりの更新です。
フィラリアシーズンも一段落し少しほっとしています。このところ疲労感が全く抜けず、体力の低下を感じています。こんなことではいけません。何か運動しようと考えているのですが、なかなかねぇ・・・。時間がほしいです。
さて、6月に獣医師の石垣先生と診療助手の熊田さんが退職いたしました。2人とも動物たちのために本当によく頑張ってくれました。ありがとう。きっと動物たちも感謝していると思います。
新しい職員も入りました。慣れないうちは皆様にご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いします。

当院では獣医師募集中です!



2006年4月30日 ワンちゃんの交配・出産について
 今回は飼い主さんから比較的多い相談内容である交配・出産について書いてみようと思います。あくまでも僕個人の意見です。
 お家で飼育しているワンちゃんの子供たちが欲しい気持ちは良くわかります。昔から「犬は安産」と言われますので、皆さん結構軽い気持ちで出産を考えていらっしゃるのではないでしょうか?
 ワンちゃんは本当に安産でしょうか?もちろんほとんどは問題なく元気な赤ちゃんが産まれてくるわけですが、小型犬を中心に帝王切開を行わなければならないケースは少なくありません。生まれてくる赤ちゃんが残念な結果になることもあります。場合によってはお母さんの生命も脅かされるケースもあります。出産は命がけだと思います。
 出産のトラブル無く無事に生まれたとしても、なかなかミルクを飲まない(飲めない)子がいれば、飼い主さんが数時間おきに哺乳をしてあげなければなりません。夜中もですよ。出産をさせるということは、出産するお母さんはもちろん、生まれてくる子供たちすべての生命の責任を飼い主さんが背負わなければいけないということです。
 ほとんどの方はあまり気にされませんが、遺伝する病気についても考えていただきたいと思います。色々な病気が遺伝的要因によって発生します。もし遺伝的に何か問題がある場合は交配・出産は避けるべきだと思います。
 もうひとつの問題として、出産のトラブルが発生した場合の病院側の問題です。最近は夜間救急動物病院や年中無休で診察されている動物病院もありますが、こういった病院はまだまだ少なく極一部です。人の産婦人科病院のように、365日・24時間体制で出産に対応できるような動物病院は少ないと思います。獣医さんが大勢いる大きな病院は別として、ほとんどの動物病院は個人病院です。真夜中に難産で帝王切開が必要となった場合でも、スタッフを確保し十分な対処が出来るかというと、正直なかなか難しいです。帝王切開に限らず、365日・24時間いつでも緊急手術が行えるかというと、多くの病院では残念ながら不可能です。もちろんそれぞれの病院で様々対処されていると思いますが、時間外の帝王切開などは少ない人数でかなりリスクの高い手術をしなければならない可能性もあります。出産がかかりつけの動物病院のお休みに重なってしまうこともあるでしょう。緊急の場合、夜間や休日に対応していただける病院も事前に探しておくべきだと思います。

 自分たちは出産を受け入れる心構えは十分か?出産に対する知識は十分か?トラブルになった場合の準備は十分か?子犬のお世話は出来るのか?もし出産を望まれるなら、こういった問題を十分理解して出産に臨んでください。安易な気持ちで交配・出産させるのはやめてください。ささやかなお願いです。





2006年3月28日 狂犬病予防注射のシーズンです
 4月になると全国的に狂犬病予防注射のシーズンとなります。郡上市でも例年通り各会場での注射が始まります。僕も参加いたしますので4月〜5月は何日か午前中休診があります。事前にご確認下さい。
 さて、この会場での注射、接種されるワンちゃんにとっては一大事ですが、接種する獣医さんも結構大変なんです。そこで僕から(というより参加される獣医さんから)いくつかお願いがあります。

@ワンちゃんをおさえることが可能な方がつれてきて下さい。いくら注射の名人・達人でもおさえていただかなければ接種できません。
A病気で通院中のワンちゃん、現在お薬を飲んでいるワンちゃん、最近他のワクチンを接種したワンちゃんなどは、事前にかかりつけの先生にご相談下さい。
B首輪がゆるいワンちゃんが結構います。注射しようとしたらスポッと抜けちゃてお家へ帰っちゃうこともあります。抜けないようにつけてください。
C会場ではどのワンちゃんも興奮気味です。思わぬところでけんかが始まることがあります。ワンちゃん同士近づけないようにしましょう。
D会場での注射は平日です。みなさん少しでも早く終わらせたいお気持ちは大変良くわかります。手際よく問診・接種していきますが、どうしても接種する順序が入れ替わったり、問診に時間がかかってしまうことがあります。どうかご了承下さい。
E様々な理由で会場接種が困難な場合は動物病院で注射を受けてください。会場では興奮して暴れちゃうワンちゃんも、病院だとおとなしく接種できることもあります。
F注射会場での健康診断や病気の相談はご遠慮願います。

 それでは会場でお会いしましょう(一部地域のみですが)。晴れるといいなぁ・・・。

☆時々「会場での注射は同じ注射器で何頭も接種するのでは?」といった内容のご質問を受けます。そのような事実は全くございません。当然一頭一頭ディスポーザブル(使い捨て)の注射器です。ご心配無く。



2006年3月13日 受験シーズンにちょっとだけ考えたこと
 先日学会のため母校へ行ってきました。学生時代の思い出が色々とよみがえってきます。いいものですね。
 3月中旬になると大方受験シーズンも終了でしょうか。4月から新生活が始まる人、残念ながら来年に向け始動する人、様々な思いで新年度を迎えることでしょう。
 僕が大学を受験したのはもう十数年前になります。お恥ずかしい話ですが、高校時代から獣医になろうと立派な目標を持っていたにもかかわらず、それに向け全く努力をしませんでした。当然高校時代の成績は最低です。今考えると、よくあの成績で獣医学科を受験したと思います。お恥ずかしい限りです・・・。そんな現役時代、受験した大学は見事に全て不合格。当然の結果です。
 卒業後浪人生活を送りましたが、何かにとりつかれたように勉強しました。毎日毎日・・・・。しかしどれだけ勉強しても合格するという保証は全く無い。受験シーズンには精神的に参っていましたね。辛い一年でしたが、この浪人時代が無ければ現在獣医師として仕事をしていない訳ですので、今となっては大変貴重な一年だったわけです。
 大学入学後も試験に追われるのですが、受験勉強と違い、自分が興味ある学問ですから苦痛を感じながら勉強した記憶はありません(ウソつけ!と悪友の声が聞こえます)。人間好きなことは苦痛ではありませんよね。ですから僕にとって大学の学問は大変楽しかったわけです(これ本当!)。とにかく充実した6年間でした。とはいえ定期試験にはほとほと困らされましたが・・・。いまだに受験と大学の定期試験の夢に悩まされることがあります。
 これから大学や専門学校に進学を考えている方、ぜひ自分の好きな学問を勉強していただきたいと思います。興味が無い勉強しても苦痛なだけです(少なくとも僕はそうです)。もちろん学生生活は勉強が全てではないと思いますが、せっかく勉強できる環境を与えていただいたのですから、ワクワクするような勉強をしていただきたいですね。





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